V-RayMtl の metalness はComplex Fresnel Shaderより正確

これまで、OSL で正確な金属反射カーブをシミュレーションする “Complex Fresnel shader” がありましたが、V-Ray Next のV-RayMtlに実装された “metalness” パラメーター[以前の metalness の記事]は、Complex Fresnel shaderより正確な金属フレネルを再現します。

V-Rayの開発者 Vlado氏が、[以前の metalness の記事] で使用した https://refractiveindex.info から V-RayMtl 用の 金属パラメーターを算出するプログラムが GitHub で公開されております。
https://github.com/vkoylazov/metalness

このプログラムを実行すると、以下のようなフレネルカーブのグラフも一緒に出力されるのですが意味は以下のようになっています。
Complex Fresnel shaderよりも、V-RayNextの metalnessパラメーターは実際の計測値に近いフレネルカーブを描く(近似する)事が判ります。

さらにVRayMtlでは光沢(glossy)のあるサーフェスに適切なフレネルを生成する”glossyフレネル”もサポートしており、もはやComplex Fresnel shader(OSL)を使う必要は無いという事が判ります。

 

 

 

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