Windows 10環境でのIntel Alder LakeプロセッサによるCPU使用率の低下
新しい第12世代Intel Coreプラットフォーム(Alder Lakeプロセッサ)は、新しいアーキテクチャに基づいており、高性能コア(パフォーマンスコア)と小型の高効率コア(効率コア)を組み合わせたハイブリッド構成のCPUとなっています。
この新しいテクノロジーにより、パフォーマンスハイブリッドアーキテクチャを備えた第12世代Intel Coreプラットフォームは「Windows 10環境」上ではベンチマークにてCPUが100%使用されず低いスコアが出る事が観測されています。このWindows 10上での低いCPU使用率は、V-Ray や CoronaなどのChaos製品でも見られます。
Intel社公式コメントとして、Windows 11にアップグレードする事で、OSレベルで新しい第12世代のハイブリッドアーキテクチャ機能の全機能を使用できるようになります。詳細については次の記事をご覧ください:
Windows 10 を使用した第12世代インテル Coreプラットフォームのパフォーマンス・ハイブリッド・アーキテクチャー
Chaos製品でも、Windows11でのみ第12世代Intel Coreプラットフォーム(ハイブリッド構成)を公式にサポートしています。
注:Chaosは、Windows10でChaos製品のCPU使用率を上げるために非公式のソリューションを使用することを推奨していません。
非公式ソリューションとは?
それではその「非公式ソリューション」というのが気になりますね。
Chaosフォーラムのこちらのスレッドで、そのコマンドが紹介されています。
以下の様にコマンドプロンプトから 3dsMaxなどのアプリケーションを起動する方法です。
Windows10環境で電源パフォーマンス管理の影響を無効化してアプリケーションを起動するコマンドです。
powercfg /powerthrottling disable /path "C:\Program Files\Autodesk\3ds Max 2023\3dsmax.exe"
Chaosが公式サポートしないと宣言する様に、上記コマンドは自己責任でご利用ください。弊社でも責任を持ちません。
(最悪、発熱によりCPUコアに物理的なダメージが加えられたり、電源パフォーマンスが著しく上昇してPCがシャットダウンする可能性があります)
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