V-Ray 6 for 3ds Max, update 1

常に進化するレンダラー

時間を節約し、より多くの作品を作成しましょう!

V-Ray 6, Update 1 では、VFB 内でさらに多くのポスト処理機能を使用して、最も厳しい締め切りの下でもレンダリングを完成させる事ができます。パワーアップしたV-Rayデカールを使用して、製品デザインを次のレベルに引き上げましょう。

V-Ray GPU もさらに強力になり、メモリ効率も大幅に向上しました。さらに、仕事をより速く終わらせるのに役立つワークフローの強化と、コミュニケーションを容易にし、意思決定プロセスをスピードアップする新しいコラボレーション機能を導入しました。

完璧にする

もはや1回のレンダリングで全で仕事を完了できます。レンダリング後にVFBのポスト処理機能でさらに細かく制御できる為、別のアプリケーションに頼る事無く直ぐにレンダリングを微調整できます。

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レンズエフェクトとデノイザーをマスキング

レンズエフェクトとデノイザーレイヤーのマスキングサポートにより、ポストプロダクションの制御が強化されました。特定のライトとマテリアルを選択してレンズエフェクトを適用したり、画像の滑らかにしたい部分だけをノイズ除去できます。

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V-Ray ライトマテリアルのライトミックス

LightMixを使用して V-Rayライトマテリアルを微調整できます。これまで以上に細かく照明をコントロールできるようになり、レンダリング後でもシーン内の自己照明オブジェクトを調整できるようになりました。

デザインを次のレベルに引き上げます

製品のビジュアライゼーションをまったく新しいレベルに引き上げるのに役立つ V-Rayデカールをパワーアップしました。

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デカールの円柱投影

ボトル、瓶、カップ、缶、ロケット、タンク、消火栓などの円筒状の物体表面にフィットする様にステッカーやロゴを狙った場所に配置できます。数回クリックするだけで、デカールの投影をオブジェクトのカーブした曲面に合わせます。

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バンプの違和感なくデカールを貼り付け

オリジナルサーフェスとデカールのバンプをブレンドできます。実物そっくりのステッカー、ラベル、エンボスロゴ、レタリングなどを使用して、製品デザインを新しいレベルのリアリズムに引き上げる事ができます。または、ひびの入った壁、腐食した金属、またはその他のでこぼこした表面にスプレーやペイントなどの効果を簡単に作成できます。

より短い時間でより多くのことを成し遂げる

より効率的な新しいワークフロー、パフォーマンスの向上、USDエクスポートのサポートなどにより、作業を合理化します。

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カメラ毎に解像度を保存

V-Rayカメラ毎にカスタムのアスペクト比をすばやく設定できるようになり、貴重な解像度設定時間を節約できます。ユーザーはローカルまたは Chaos Cloud Rendering を使用して、カメラ毎の解像度設定でバッチレンダリングします。

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USDエクスポートとUSDステージをサポート

V-Ray ライト、マテリアル、V-Rayモディファイヤ等の情報を USDファイル形式にエクスポートできます。互換性のあるすべての DCC 間で V-Ray データを交換可能になりました。

© Steffen Hampel
重いシーンの読み込みを高速化

多くのテクスチャとジオメトリを含むシーンを以前よりも高速にロードできる様になりました。シーンを開いたときの V-Ray ビットマップのロードが、パフォーマンスのために最適化されています。

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ビューポート構図ガイド

最適な構図の取り方がより簡単になりました。 V-Rayフィジカルカメラ内のコンポジションガイドを使用すると、3dsMaxのビューポートで構図ガイドを表示できます。反復を減らし、レンダリング時間をさらに節約できます。

© Dorian Marchesin
高速なフォグのレンダリング

V-Ray環境フォグのレンダリングが最大30%高速になりました。環境のレンダリングをスピードアップし、クリエイティブな時間を解放します。

GPUレンダリングをパワーアップ

V-Ray GPU は、メモリ効率を高めレンダリングを高速化し、さらに制御できる新しいツールを追加しました。

© Narcis Calin
圧縮テクスチャ モード

テクスチャの多いシーンのメモリ効率が大幅に向上しました。平均してV-Ray GPU は 4K テクスチャを含むアセットで GPU メモリを 50% 少なくできます。シェーディングの品質を犠牲にすることなく、驚異的なディテールをシーンに追加します。

© Narcis Calin
V-Rayクリッパーでメッシュモードをサポート

V-Ray GPUでも任意のメッシュオブジェクトを使用して、複雑な断面図とセクションをレンダリングできる様になりました。数回クリックするだけで、クリッパーをアニメートし、ブーリアンでは失敗する様な複雑なクリップ効果を簡単に実現する事ができます。

© Dabarti
新しい V-Ray マテリアルのトランスルーセント

V-Rayマテリアルの新しいトランスルーセント機能を使用して、フォトリアリスティックなスキン、プラスチック、ワックスなどを簡単に作成できます。新しいアルゴリズムのおかげで、半透明のオブジェクトのレンダリングが最大2倍速くなりました。ローポリの半透明オブジェクトもよりスムーズにレンダリングされます。

© Vedat Afuzi
屈折越しオブジェクトのレンダーエレメントサポート

ガラスの越しのオブジェクトとマテリアルをポストプロダクションで制御できます。 V-Ray GPU は、屈折を介してMaterial ID、Cryptomatte、および Multimatte レンダーエレメントもサポートするようになりました。

作成しながら共同作業する

Chaos Cloud コラボレーション機能により、アイデアの伝達と異なるバージョン間の決定が容易になりました。

視覚的な注釈

視覚的な注釈を使用して、アイデアを簡単に伝える事ができます。言葉だけにとどまらず、線、矢印、その他多くの図形を追加して、意味を説明できるようになりました。

バージョニング

レビューのためにファイルのさまざまなバージョンをアップロードして共有できます。チームメイトやクライアントがあなたの仕事を比較して評価できるようにして、よりスムーズな意思決定プロセスを実現します。

他にもあります!

V-Ray ライトのカスタム減衰

シーン照明の減衰をより詳細に制御してよりアーティスティックなコントロールを適用できます。 V-Ray Light にカスタムの減衰設定が利用できるようになりました。これにより、ライトからの距離に基づいて光がどのように作用するかを指定できます。

NVIDIA AI Denoiser アップスケール

解像度 4分の1 でレンダリングできるようにし、レンダリング時間を大幅に高速化することを約束する NVIDIA の新しい AI Denoiser を試してみてください。

強化されたプロシージャルな「雲」

プロシージャルな「雲」の新しいオプションにより、最終的な外観をよりクリエイティブに制御できます。雲の暗さをカスタマイズし、無数の組み合わせでそれらをランダム化し、飛行機雲で最終的なタッチを追加します。

V-Ray 6 for 3ds Max

V-Ray 6 for 3ds Maxを使用すると、ユーザーは自分のクリエイティブ本能に従い、想像できるものを簡単に作成できます。このリリースにはユーザーがクリエイティブな可能性を解き放ち、これまでにない速さで何かを構築できるようにする多くのエキサイティングな新機能が含まれています。 これまで複数のアプリケーションを購入して行っていた作業を、V-Rayだけで完結できる様になり、アーティストやデザイナーが自分のアートに集中できるようにします。アプリケーションを中断したり切り替えたりする必要はありません。新機能により、複雑な風景、複雑なディテール、雲のある自然な空をこれまで以上に簡単に作成できます。シェーディングも高速で、金属反射マテリアルはより物理的に正確になりました。

世界を創造

新しいツールを使用して想像できるあらゆるものを作成し、制限無しに複雑な世界を構築できます。
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Chaos Scatter

新しいスキャッターツールを使用して、森、草原、群集などをV-Rayだけで作成できます。高速で簡単で、大量のメモリを使用せずにシーンに大量のジオメトリを配置できます。Chaos Cosmosで配布されている無料のスキャッタープリセットを使うと、ユーザーが設定する事なく森や芝生もシーンに追加できます。

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V-Ray Enmesh

Enmeshを使用すると、ジオメトリをまるでテクスチャのように扱う事ができます。考え方としてサーフェス上でテクスチャ画像をタイリングすのではなく、3Dジオメトリをタイリングします。Enmeshは、柵や布地などのパターンを作成するのに理想的であり、手作業によるコピーやディスプレイスメントマップよりもはるかに少ないメモリで複雑なジオメトリを作成できます。

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V-Ray デカールとディスプレイスメント

V-Rayデカールでディスプレイスメントを追加し、さらにリアルなひびの入った壁、岩、エンボスレタリング等を使用できるようになりました。

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V-Rayプロクシの階層データ

新しいV-Ray Proxyの階層ビューを使用して、Proxyファイル内のジオメトリ階層の可視性を変更したり、マテリアルオーバーライドを簡単に有効・無効にする事ができます。名前で一括設定する事も可能で、Proxyファイルを使ったジオメトリ交換とカスタムライブラリのワークフローを合理化します。

作成しながら共同作業

プロジェクトのレビューと承認を効率化

Chaos Cloudコラボレーション

Chaos Cloudの新しいコラボレーション機能を活用すると、仕事の進捗状況に関する迅速で統合されたフィードバックを共有できます。レンダリングをV-RayのフレームバッファーからChaos Cloud Collaborationにアップロードし、作業内容を同僚やクライアントと共有してコメントや注釈を追加できます。

ワークフローを合理化

クリエイティブな作業により時間を掛けましょう
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プロシージャルな「雲」

V-Rayの新しい手続き型クラウドシステムを使用すると、数回クリックするだけでリアルな「雲のある空」を作成できます。

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新しいドーム環境マップ

V-Rayドームライトの新しくより柔軟な地上プロジェクション機能を使用して、HDRI環境でのカメラワークが想像通りに機能します。

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UIの描画速度を向上

シェーディングネットワークで作業する場合に、よりスムーズなUI描画を行います。V-Rayのマテリアルとテクスチャのインターフェースはロード時間が大幅に短縮されました。

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Light Mix からライト選択

LightMixインターフェースから直接アプリケーション側のライトを選択するオプションを使用して、ライトの設定に簡単にアクセスできます。

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テクスチャの一括読み込み

VRayMultiSubTex内の新しいテクスチャのバッチ読み込みオプションを使用して、シーンに以前よりもさらに速くシェーダーバリエーションを作成できます。

シェーディングのパワーアップ

シェーディングを高速化し、さらに物理的に正確なマテリアルを作成します。
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V-Rayマテリアルのエネルギー保存法則がより正確に

V-Ray Materialのエネルギー保存アルゴリズムが見直され、これまで以上に正確な表面の荒い金属反射(スペキュラー表現)をレンダリングできます。

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薄膜レイヤー(Thin Film)

V-Rayマテリアルの新しい"Thin Film"オプションを使用して、リアルなシャボン玉や油膜などを作成します。

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V-Rayマテリアルの高速化されたSSS

まったく新しいV-RayマテリアルのSSSモードを使用して、半透明のマテリアルをさらに高速にレンダリングできます。

その他の新機能

VFBのコンポジションガイドレイヤー

別のアプリケーションを使用せずに、合成を微調整できます。VFBの新しいコンポジションガイドレイヤーを使用して、カスタマイズ可能なオーバーレイガイドを表示して、画像のコンポジションを簡単に実験および強化できます。

VFBでパノラマビュー

V-Rayフレームバッファー上で、レンダリング中に球面パノラマレンダリングを360度プレビューできます。

FAQ

よくある質問と回答へ

製品情報

製品名
  • V-Ray 6 for 3dsMax
  • V-Ray 6 Render Node
納期
  • 発注後1-3営業日 (弊社直販の場合)
  • ※入金・お客様必要情報確認後の発注となります
納品物 発売元の都合によりパッケージは存在しません。プログラムはダウンロードによる納品となります
サポート
  • 日本語によるライセンスサポート、Chaos直接の英語サポート(英語ドキュメント)は無償提供です。
  • 日本語による技術サポート、日本語オンラインマニュアルは別途有償です。サポート付きパッケージをご購入ください。
全てのサポートはEmailにて対応となります。お電話での相談はお受けしておりません。予めご了承の程お願い申し上げます。
ライセンス形態
  • V-Ray Solo プランに関してはノードロック形式で提供されます。ライセンスを移動するにはサポートに連絡いただく必要があります。
  • V-Ray Premium、 V-Ray Enterpriseプランでは、フローティングライセンスを標準提供、ライセンスサーバーはインターネット接続によるオンラインでライセンスを取得します。
ライセンスポリシーについて
(要点抜粋)
Chaos Software製品のライセンスは登録された個人または法人に所属する方のみが利用できます。
  • 個人登録:登録された個人1名のみが利用可能。(登録者本人以外は利用できません。【家族/友人なども不可】)
  • 法人登録:登録された法人に在籍する方であればどなたでも利用可能。(グループ企業や親会社/子会社は別法人となりますのでご利用いただけません。)
なお、Chaos Softwareはライセンスの譲渡を認めていません。
V-Ray for 3dsMax 動作環境 V-Ray for 3dsMaxの動作は3dsMax本体の動作環境に準じます
  • CPU:Intel 64bit 互換プロセッサ (SSE4.2サポート必須)
  • Windows: 10 / 11
  • 3dsMax:2019-2024
  • RAM:8GB 推奨16GB以上
  • V-Ray GPU(NVIDIA CUDA)を使用するには Maxwell-, Pascal-, Volta-, Turing- 世代のNVIDIA社GPUと合わせてドライバーバージョン 442.54 以降が必要です。
  • V-Ray GPU の RTX アクセラレーションを利用するには、NVIDIA社の RTXサポートGPUと合わせてドライバーバージョン 442.54 以降が必要です。
  • V-Ray プロダクションデノイザー: OpenCL 1.2をサポートするAMD もしくは NVIDIA GPU
  • NVIDIA AI デノイザー: Maxwell, Pascal, Volta, Turing 世代 NVIDIA社GPU + ドライバー 441.28 以降
ライセンスサーバー Chaos License Server 6.0以上
  • Windows: 8.1 / 10 / 11 64bit
  • Mac OS X: 10.7以降
  • Linax: CentOS 6/Debian 8/Fedora 17/openSUSE 13.0/Ubuntu 14.4
  • CPU: Intel 64bit 互換プロセッサ (SSE4.2サポート必須)
  • RAM: 256MB 推奨512MB
  • HDD: 40MBの空き容量 推奨200MB
  • TCP/IP: IPv4のみサポート
  • インターネットへの接続必須
3dsMaxとの互換性
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