スキャニングサービス Q&A

+ VRscans は通常マテリアルと何が異なるのでしょうか?

VRscans を使う場合ユーザーはマテリアルの設定(カラー、テクスチャー、反射率)を行う必要はありません。ChaosGroupで物理的な素材をスキャニングし、.vrscanファイルとしてユーザーにお返しします。ユーザーは VRscanマテリアルをオブジェクトに割り当てて.vrscanファイルをセットするだけです。VRscanマテリアルは現実素材の正確なディジタル・レプリカです。従ってユーザーが質感を本物に近づけるマテリアル設定は一切必要ありません。

+ どのような素材でもスキャンする事ができるのですか?

何でもスキャンできる訳では無く一定の条件があります。スキャンに向いた素材は “生地”、“革”、“プラスチック”、“金属”、“木材”、“岩石”です。透明なガラス、半透過する皮膚、反射の強い鏡のような素材はスキャニングする事ができません。スキャン可能かどうかは素材のサンプルを送っていただければ返答致します。

素材スキャンの条件:

  • 不透明な素材
  • 平坦な状態にできる素材
  • 表面に凹凸がある場合、深度は1mm以内
  • スキャン範囲は 2x2cm ~ 20x20cm 以内
  • 解像度の上限は 0.06mm/pixel = ウール繊維2本分の解像度

+ スキャンを依頼した場合どのような手続きで行われますか?

スキャン手続きは以下の様に行われます。

ステップ 1
まず ChaosGroupジャパンsales@japan.chaosgroup.com まで「VRScans素材のスキャンを依頼したい旨」お見積ください。1素材辺りのスキャン価格をお見積致します。
※VRScansプラグインのライセンスに関しては 株式会社オークsales@oakcorp.net までお問い合わせください。

ステップ 2
ChaosGroupジャパンまでスキャンしたい物理的な素材(物理的なサンプル)をお送りください。(スキャンできる条件は上記を参照)

ステップ 3
ChaosGroupのスキャニングチームがお送りいただいた素材をスキャン可能か判断致します。スキャンできないと判断した場合は速やかに素材をご返却させていただきます。

ステップ 4
問題なければお送りいただいだ物理サンプルを、ChaosGroupのスキャニングチームのエキスパートが注意深くスキャン作業を行います。スキャンしたイメージはシームレスにタイリングできる形式に変換されます。スキャン結果の厳密な品質管理チェックを通してスキャンデータが完成します。

ステップ 5
完成したマテリアルデータは基本的にオンライン(ChaosGroupのFTPサイト)で提供されます。なお追加料金が掛かりますが、USBメモリ等の物理的なデバイスで納品する事も可能です。

ステップ 6
ChaosGroupは、お送りいただく物理サンプルに著作権もしくは守秘義務がある事を承知しています。お送りいただいた物理サンプルはスキャン後速やかに返却致します。

+ 英文サイトに「Physically accurate」とありますが、素材の物理シミュレーション等に応用できるデータが提供されるでしょうか?

VRScansで実物からキャプチャされる情報は、素材の「光学的に測定された光の反射情報」です。物理特性(摩擦係数など)は含まれていません。\\またデータはChaosGroup社のレイトレーシング・レンダラー「V-Ray」でサーフェスのシェーディングデータとしてのみ利用できます。その他の用途では一切ご利用いただけません。

+ 利用できるレンダリング環境は?

現在の所、Maya, 3dsMax, MODO, SketchUp, Rhino 用の V-Ray 3 以降で利用できます。

+ ドングルが必要ですか?

オンラインラインス形式 およびV-Rayのドングルに登録 のどちらでも利用可能です。

+ VRscanマテリアルはV-Rayとは別にインストールする必要がありますか?

VRScanマテリアルはMaya, 3dsMax, MODO, SketchUp, Rhino 用の V-Ray 3 プラグインに同梱されています。

+ VRscansのライセンスはどのように提供されますか?

VRscansのライセンスはVRScanMtlの GUIライセンスとVRScan Render Node ライセンスに分かれています。ラインセンスはレンタルライセンス(月単位、年単位)で提供されます。永久ライセンスは提供されません。またChaosGroupに素材のスキャンを依頼する場合、素材毎に費用が発生します。VRScanMtlの評価用ライセンスも提供していますので興味ある方は株式会社オークのセールス担当sales@oakcorp.netまでご連絡ください。

+ VRscansを使ったシーンを検証したいのですが、サンプルはありますか?

以下からV-Ray Maya、3dsMaxデモシーンをダウンロードいただけます。VRScanライセンスが無くてもローカルでレンダリングする事が可能です。(編集はできません)

+ VRscansを使ったシーンは通常のマテリアルと比較して遅くなりますか?

VRscansのデータには全方向からのシェーディング理論値が格納されており、マテリアルは複雑なBRDF計算を行いません。その為VRayScanndMtlは非常に早くシェーディングされる特徴があります。上記デモシーンで実際に確認してください。

+ VRscans のレンタルを契約した場合、依頼したvrscanデータしか使用できないのでしょうか? ChaosGroupからマテリアルデータは提供されますか?

ChaosGroupはVRScansライブラリーをVRScansユーザーに提供しています。VRScansライブラリーには、自動車の塗装、布地、革、木材、プラスチック、金属等、現時点で既に400以上の厳選されたプレメイドのスキャンマテリアルが揃っており、ライブラリーはChaosGroupにより常に拡張され続けています。

なおVRScanプラグインの評価版をリクエストする事で30日間無償でこのライブラリにもアクセスする事ができます。VRScanプラグインのライセンスを購入された方にはライブラリーを無制限にアクセスしロイヤリティーフリーで仕事にご利用いただけます。ライブラリーのプレビューはこちら

ライブラリーにもアクセスできる期間限定評価ライセンス等詳しくは株式会社オークのセールス担当sales@oakcorp.netまでご連絡ください。

+ VRscansMtlはレンダーエレメントを生成しますか。(Diffuse,reflection,normal等)

いいえ。VRScanMtlには、Diffuseやreflectionといった一般的な概念でシェーディングされません。VRScannedMtlでは vrscan データと照明との反応値が返されるだけだからです。

+ VRscans にはテクスチャーデータも含まれるそうですが、UVやタイリングにはどのように対応するのですか?

VRscans にはUV上でシームレスにタイリングする特別な機能を開発し備えています。なおこのタイル化機能を使っても上手くタイル化できない素材もありますが、VRScannedMtlの「スクランプル」モードを使うと不自然なタイリングを除去する事ができますが、テクスチャーのディテールが消える傾向があります。

+ VRscans の色や質感を変更する事はできますか?

V-Ray 3.5 よりカラーを変更する事が可能になりました。なお反射率等は調整する事はできません。バンプの追加はVRayBumpMtlを重ねる事ができます。

さらに詳しくはVRScanMtlの解説ページを参照してください。日本語の解説は株式会社オークの VRay 3 for 3dsMaxオンラインドキュメントページ[要ログイン]を参照してください。

+ 複数の素材のスキャンを依頼する場合、割引はありますか?

ご相談ください。数量に応じて考慮されるでしょう。

+ .vrscan フォーマットについて仕様は公開されていますか?

現在の所は非公開のフォーマットです。[将来的には公開されるかもしれません]

+ ユーザー自身が素材をスキャンする事はできますか?

残念ながら、スキャンはChaosGroup独自のスキャニング装置、加工ソフトウェアが必要で、ChaosGroup社内でのみ処理可能です。

+ ChaosGroupにスキャンを依頼して作成した .vrscan ファイルを関連会社間で共有して使用する事はできますか?

スキャンデータの著作権に関してはスキャンを依頼する前に、どのように利用するかご相談ください。その内容に基づいてライセンスの契約、料金の設定が行われます。